メニュー

予防接種

当院では、お子様向けに各種ワクチン接種を行っています。ワクチンは感染症の発症や重症化を防ぐための大切な手段です。ここでは、当院で取り扱っているワクチンの内容をご紹介します。ご不明な点やご相談がありましたら、いつでもお気軽にお声かけください。


Hib(ヒブ)ワクチン

インフルエンザ菌b型(Hib)は、乳幼児に重い細菌感染症を引き起こす原因となります。代表的な疾患として細菌性髄膜炎や喉頭蓋炎(こうとうがいえん)などがあります。定期接種として、生後2か月からの接種が推奨されています。

小児肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌は、子どもがかかる髄膜炎、中耳炎、肺炎などの原因菌です。特に5歳未満の乳幼児に重症化することが多く、ワクチンで予防が可能です。13価(13種類の菌株に対応)のワクチンが使用されています。

ロタウイルスワクチン(ロタテック・ロタリックス)

ロタウイルスは乳幼児に多く見られる急性胃腸炎の原因ウイルスです。ロタテックは3回接種、ロタリックスは2回接種が必要です。生後6週から接種が始められます。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎は、肝臓に炎症を引き起こし、慢性化すると肝硬変や肝がんにつながることがあります。母子感染予防の目的でも新生児期からの接種が重要です。定期接種として、生後すぐから3回の接種を行います。

四種混合(DPT-IPV)

ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオの4つの病気を予防するワクチンです。生後3か月から定期接種が開始されます。

五種混合(DPT-IPV+Hib)

四種混合にHibワクチンを加えたもので、1本の注射で5種類の感染症を予防できます。接種スケジュールや使用ワクチンは地域によって異なる場合があるため、詳しくは当院にご相談ください。

BCGワクチン

結核を予防するワクチンです。特に乳幼児における重症型(粟粒結核や結核性髄膜炎)を防ぐ目的があります。生後5か月までに接種するのが望ましいとされています。

MRワクチン(麻しん・風しん)

麻しん(はしか)と風しんを1つの注射で予防する混合ワクチンです。1歳のお誕生日を過ぎたら1回目、年長児で2回目の接種を行います。

水痘ワクチン(みずぼうそう)

水痘ウイルスによる発熱と発疹が特徴の感染症です。かゆみが強く、時に重症化することもあるため、予防接種が重要です。1歳以降に2回の定期接種があります。

おたふくかぜワクチン(ムンプス)

耳の下が腫れるムンプスウイルスによる感染症です。難聴などの合併症を防ぐためにも、1歳を過ぎた頃に任意で接種することが勧められています。

日本脳炎ワクチン

蚊を媒介とするウイルスによって発症し、重症化すると脳炎を引き起こすことがあります。3歳から定期接種が始まり、小学校入学前までに2回、小学校時に追加接種を行います。

二種混合(DT)

ジフテリアと破傷風を予防するワクチンで、小学校6年生頃に追加接種として1回行います。

子宮頸がんワクチン(ガーダシル・シルガードナイン)

HPV(ヒトパピローマウイルス)感染によって子宮頸がんが発症します。現在は4価のガーダシルと9価のシルガード9が使用可能で、小学校6年〜高校1年相当の女子を対象とした定期接種です。

肺炎球菌ワクチン(成人用:23価)

65歳以上の方や基礎疾患のある方に接種が推奨されるワクチンで、肺炎の重症化を防ぐ効果があります。任意接種ですが、自治体によって助成がある場合もあります。

帯状疱疹ワクチン(シングリックス・水痘ワクチン)

帯状疱疹は水ぼうそうのウイルスが再活性化して起こります。シングリックスは不活化ワクチンで、2回接種が必要です。50歳以上の方におすすめです。

RSウイルスワクチン(シナジスなど)

乳児や高齢者に重い呼吸器感染症を起こすRSウイルスに対する予防薬として、早産児や基礎疾患のあるお子さんに対して抗体薬(ワクチンに類似)が使用されます。

インフルエンザワクチン

毎年流行するインフルエンザの予防に有効です。接種時期は10月〜12月頃が目安で、13歳未満は2回、13歳以上は1回接種となります。

よくある質問

Q:接種スケジュールに遅れてしまいました。どうすれば良いですか? A:一部のワクチンはスケジュールに柔軟に対応できます。まずはご相談ください。

Q:同時接種は安全ですか? A:複数のワクチンを同時に接種することは、国内外のガイドラインで推奨されています。安全性の面でも問題ありません。

Q:予約は必要ですか? A:ワクチンの在庫管理の都合上、事前予約をお願いしています。Webまたはお電話でご予約ください。

 
小児科学会
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME